【悪魔が来たりて笛を吹く】著 横溝正史 - えるる
2016/05/04 (Wed) 21:43:45
最後に読んだのは、かなり前になります。
横溝正史の作品は、実は小学5,6年生でハマり、読破したという経緯があります。
「三つ首塔」や「犬神家の一族」なども有名ですよね。
彼の作品に一貫して表現されているのは、妖艶さとエロティックではないかと思います。ただの「エロ」ではなくて、「エロティック」です。
小学生の読み物としては向かないと思うし、読んでいる私のことを家族がどう思っていたのかは知りませんが、当時も性への興味というよりは「芸術」として読んでいたように思います。
文庫本で出版されている作品は全て真っ黒の表紙に、それぞれに怪しい雰囲気を醸し出す挿絵。
その表紙だけでも、十分「妖艶さ」を漂わせ、おまけに年代もの!という感じがして、手に取りにくいかもしれません。
作品のストーリー展開としては、慣れると「こうなるだろう」という予測が立つようになりますが、小学生だった私にはドキドキの連続でしたね。
こちらの「悪魔が来たりて笛を吹く」に関して言えば、おお!と思うトリック?でした。
エロティックさの開拓 - かぎあな URL
2016/05/20 (Fri) 21:46:13
本って新しい自分との発見なのかな。
そこらへんの深い語らいがいつかできたらいいな。
エロティックさ……わかんなかったら素直にそういいますわ(笑)