【わたしと小鳥とすずと】著金子みすず - えるる
2016/04/28 (Thu) 14:22:10
「テスト記事」
金子みすずさんは、私が尊敬している作家さんの一人です。
彼女は苦しい現実と闘いながらも子供の心を忘れず、意外な観点から物事を見て、可愛らしい作品ながらも「そうくるか!」というような驚きだって与えてくれます。
【わたしと小鳥とすずと】は、彼女の代表的な詩ですが、最後に表現される「みんなちがってみんないい」という一文に、私は大いに共感を持っています。
Re: 【わたしと小鳥とすずと】著金子みすず - えるる
2016/05/07 (Sat) 12:57:52
そうなんですよね。
才能がありながらも、生前はあまり作品が発表されることもなく、自らの子供の親権のために自死を選んだ人。
男尊女卑の時代で、どうしようもない夫に尽くすしかなかった時代。そんな中でも、その意思はかなり強固なものを持っていた方なのではと思います。
自らの娘を愛するが故に、彼女の作品には子供からの目線が含まれているように思います。
ただ、当時、彼女の才能を発掘していた西条八十(さいじょうやそ)は、彼女に「赤い鳥」などへの寄稿を進め、生前に発表された数少ない作品は、そのおかげです。
当時もその才能は認められていたように思われるのですが、時代が悪かったとしか言えないですね。
*西条八十・・・詩人。歌謡曲の作詞家としても活躍。「蘇州夜曲」「青い山脈」など有名な歌がたくさん残されている。北原白秋と並ぶ大正時代の童謡詩人とされている。
金子みすゞ記念館 - かぎあな URL
2016/05/07 (Sat) 04:12:05
とても心優しくて繊細な女性だったようですね。しかし強固な意思を貫くために26歳で自死の道を選んだとのこと。
もっと長く生きたらどのような作品を遺したのか……。
短命の作家に対して思うことは、この人が短命だったからこその作品が放つ輝きがあり、世に強烈に名を刻んだのだろうか? という疑問です。
参照:金子みすゞ記念館(URLより)
Re: 【わたしと小鳥とすずと】著金子みすず - えるる2
2016/04/28 (Thu) 14:26:14
「テスト」
この詩集は、金子みすずが没後50年を経て有名になった作品ですよね!
僕は、「見えぬけれどもあるんだよ。見えぬものでもあるんだよ」の一文が好きです。
大人であっても、子供の視点でいろいろなものが見える。そういう視野を持つことが、作家として必要なことなのかもしれません。